経営ストラテジー入門

経営戦略の実例やマーケティングの解説、ビジネスに関するフレームワークなどをご紹介します。

ユニクロの戦略

世界に誇る服飾ブランド、ユニクロ

今や世界中で利用されているユニクロですが、元々は日本の山口県から始まった企業でした。
元々はそれほど大きな企業ではなかったユニクロが、今それほどまでに大きく規模を拡大している背景にはどのような経営戦略が隠されているのでしょうか?
それには幾つかのポイントというものが存在しています。

まず、ユニクロが成功している事業戦略の一つが「カスタマーを考えた開発を重視すること」にあります。
いくら自分たちが良いものだと思っても、それが消費者から必要とされるものでなければ意味がありません。
ユニクロはともかく消費者がどのようなものを欲しがっているのか、ということを考えて開発を行っています。

例えばその一例となるのがヒートテックの開発でしょう。
今や冬のお供として持っている人が多いであろうヒートテックも、消費者からの「もっと感触がよく、保温性の高いインナーが欲しい」という声を受けて開発されたものでした。
さらには、「カラーバリエーションも欲しい」という声に応え、様々な色のものが販売されています。

ユニクロの事業戦略において優れている点は、一度完成したといってその場で声を聞くのをやめてしまうのではなく、完成した商品についてのフィードバックを集めてより需要に応えられるような商品へと開発をすすめていくことにあります。
実際、ヒートテックは発売後にも改良が加えられ、さらに魅力あるウェアブランドへと進化を遂げています。

大型店型ビジネスモデル

開発とはまた違った点でユニクロが優れているのか、その店舗戦略にあります。
ユニクロは特に伸びる余地がある大都市などに対して大型店舗を出店することによって、より多くのシェアを獲得していくことを目標としています。
大都市程多くのブランド企業がありますから、当然始めた当初というのはシェアが低く収まることになります。

その中で大型店舗を作り、他の業者よりも高い品揃えや価格を提供することによって多くの人の目にとまるように拡大させていくことが最大の目標となっています。
この戦略は国内だけではなく海外にも展開しています。
今ユニクロの支店数は日本に852店舗、海外に632店舗の合計1,486店舗です。
前年が1299店舗であることを考えると、年間200近いペースで支店を増やしていることになります。

この際にも世界各地の大都市に対して出店を行なう「旗艦店」システムというものが主軸になっています。
例えばロンドンや上海、ニューヨークなどの世界に冠たる大都市に対してその後の展開を牽引してくれるような旗艦店を出し、それをベースにして展開させていくわけです。