SWOT分析

弱みと強み、機会と脅威を分析する

2つ目のフレームワークとして紹介していくのはSWOT分析と呼ばれるものです。
SWOTというのはそれぞれ分析する対象の頭文字から取っています。
Strengths,Weaknesses,Opportunities,Threatsの4つです。

順に「強み」「弱み」「機会」「脅威」という意味となるわけですが、SWOT分析はこれを一つ一つ分析するだけではなく、強みと弱みを横軸に、機会と脅威を縦軸にした表形式で考えていきます。
まず、それぞれの具体的な意味について簡単に説明していきます。
「強み」は、自分の会社が持っている強さであり、目標を達成するために貢献してくれる人や組織のことを指しています。

「弱み」は、自分の会社に付随している目標達成への障害です。
例えば組織力の低さや、協調性のない人などがこれに該当します。

「機会」は目標達成のために貢献してくれるであろう外的な要因です。
協力関係にある会社であったり、経済状況や市場の需要状況などが上げられます。

「脅威」は目標達成の障害となる外的要因です。
競合関係にある会社などが代表的です。
SWOT分析ではこれらを詳細に把握したうえで、強みの活かし方や弱みの克服の仕方、機会の利用方法や脅威の排除方法を考えることで経営を成功に向けることになります。

やってはいけないSWOT分析

ただ、このSWOT分析にはやってはいけない方法というのがあります。
まず一つに、経営全体としての目標を勝手に定め、企業としての同意を得る前に分析を行なうことです。
結果的に無意味になってしまう可能性が高いために意味がありません。

また、もう1つ問題であり難しいのが、内的なものである「強み」と、外的なものである「機会」が混ざってしまうことです。
自分達のことを冷静に判断しなければなりません。